インダストリアルデザイナー

小さなものから大きなものまで創造する

インダストリアルデザイナーは、今ではボールペン、もしくは飛行機といった大きなものにまで関係する仕事となっています。

インダストリアルデザイナーの特徴は、ボールペンのように小さものを生産しやすくする、もしくはコストを抑えるといった面が重要です。
そのため、一時期はデザインを省いて生産されるものが多く存在しました。
このような仕事も、インダストリアルデザイナーの仕事と言えます。
例えば、画一的なデザインであっても生産性は高まりやすそうか、もしくは人目につきやすいかを理解し、実際に製造するかどうかを決める立場にあるからです。

しかし、今ではこのような仕事を受け持つインダストリアルデザイナーが減ってきました。
というのも、売上に直結しないケースが増えてきたからです。
先ほどのボールペンの場合、可愛らしいデザイン、もしくは高級感を感じるデザインも評価される傾向にあり、さらに使いやすさとして材質を問われることも多くあります。

そのため、インダストリアルデザイナーの転職を検討している場合は、なるべく時代のニーズを理解して、デザイナーとして活躍できそうかも検討に入れたほうが良いでしょう。
また、飛行機のような大きな工業製品を企画する場合は、コミュニケーションを試されることが多くあります。
近年では、外国から入ってくる資材を用いて機器を製造するケースが増えているので、外国人とのコミュニケーション能力も必要な状況です。

独特な仕事であることを理解する

必要な資格についてですが、実はほとんど資格を必要とする場面が存在しないため、今ではこの面で評価されることが多くなりました。

例えば、製品の企画についてですが、デザイナーと一緒に打ち合わせを行うことが多いです。
インダストリアルデザイナーという名称ですが、デザインを一任されることが多いわけではなく、簡単なラフスケッチ、もしくはクレイ(特殊な粘土)を用いて、自分が望んでいる商品を形作るだけで問題ありません。
ただ、このような背景があるのですが、デザイン関係の仕事を経験されている人ほど、インダストリアルデザイナーとしての評価も高くなりやすいです。

また、未経験者歓迎というケースは少ないので、インダストリアルデザイナーになるために、他業種から転職される人が多い状況となっています。
未経験者でも仕事が可能というケースでは、基本的に小さな物品の開発、もしくはデザインの一部を担当するケースが多いでしょう。
前述のとおり、インダストリアルデザイナーは1人で仕事を進めていくことが少ないので、コミュニケーション能力、もしくは、仕事に対する情熱を要求される傾向にあるのです。