転職時の健康診断書について

健康診断書が必要な場合

転職活動をする時、企業から健康診断書を提出するように求められることがあります。
提出を求められずに自己申告で健康状態を確認する場合も多いので、最終選考に進んだときに突然「健康診断書を面接時に提出」と言われて驚くこともあるものです。

まず就職活動における健康診断書の扱いですが、これは労働安全衛生法によって定められた義務となっています。
条文で、労働者に対して医師による健康診断を行わなければならないとされていることが理由で、正社員はもちろんのこと、パートやアルバイトでも提示を求められる場合があります。

健康診断は雇用主となる事業所が年に1回従業員に対して必ず行うように定められていることから、雇用時に確認をするという意味で受診するように言われます。
もし入社前3ヶ月以内に医師の検診を受けており、その結果を会社に提出した場合には、入社時の健康診断書を省略することができるのです。

健康診断書の取得方法

健康診断書を取得する方法としては、最寄りの医療機関を受診してそこで検査項目をチェックしてもらい、最終的に結果を記載した書類を発行してもらうのが一般的です。

ちなみに医療機関で健康診断書を発行してもらうための費用はだいたい約1万円程度です。
1万円というとかなり高額な印象がありますが、本来ならばこの費用は会社側が負担するべきものとされています。

しかし実情は、会社側が従業員に応募してきた人に対してあたかも必要書類であるかのように言って本人の費用で準備をさせている、というケースも見られます。
これは先にも述べたように法律で「3ヶ月以内の健康診断書が有効」ということを逆手にとったもので、従業員側で先に自分の健康状態を示すべきというふうに解釈をして行っているものです。

とはいえそうしたことは法律的にはかなりグレーであるため、仮に応募者が健康診断書をとることを拒否したことにより採用が不利益になったという時には、労働基準監督署に相談をしておくべきでしょう。

提出する前の注意点

提出をする場合には、必ず診療をした医療機関や担当の医師の名前を記載します。
なお健康診断書の取得は健康保険の適用外となっているので実費扱いです。

病院など大きめの施設であれば検診を受けることができますが、小さな診療所などでは必要な器具を揃えることができない場合がありますので、保健所や検診センターを利用した方がよいでしょう。
複数の企業の求人に応募する場合には、健康診断書を都度提出するような場合もありますので、複数枚用意しておくことも考慮してみてください。

健康診断書は基本的に原本を提出することになっていますが、医師の押印やサインがあればコピーでもよいという場合も多いので、提出前に確認をしておいた方がよいでしょう。