転職に必要な自己分析と自己観察

自己観察と自己分析の特長と違い

これから就職をしたり、転職を漠然と考えている人に、ぜひ一度やっておいてもらいたいのが自己分析です。

自己分析は大学などで行われる就活セミナーでもおなじみの方法ですが、実際の就職活動に入る前にしっかり行っておくことにより、仕事をするようになってからの精神的モチベーション維持に役立ちます。
このときに注意しておきたいのが「自己観察」と「自己分析」の違いです。

まず「自己分析」ですが、これは就職活動に必要な書類を作成するときには必須となる項目です。
自分はこれまでどんな活動をしてそこから何を学んだかや、自分自身の得意なことはどこにあるかというようなことを自分で考えていくことで、就職活動時の自己PRにつなげていくことができます。

一方の「自己観察」ですが、これはさらに一歩踏み込んだ自分の精神分析を自分で行うという方法です。

これは意外に難しいのですが、自分が何か行動をしたり発言をしたりしたときに、自分はなぜそのようなことをしたのかということを分析してそこから自分の深層心理を探っていくようにします。

ポイントとしては自分をできるだけ客観的に見るということで、言ってみれば駅や公園で行き来する人の様子を観察して「あの人はこういう人なんだろうな」と考えるような判断を、自分に対してもやってみるということです。
「岡目八目」と言いますが、人は他人のことなら冷静に判断をすることができるのですが、自分自身のこととなると案外見当違いな思い込みをしていることがよくあります。

自己観察をしたからといってそれがすぐに就職活動に必要な書類に書き込む内容につながるわけではないのですが、詳しく自分の内面を見つめていくことにより長く仕事を続けていくときの精神力を維持することができるのです。

わかりやすい例としては、自分は昔からパソコンが好きでそこからSEなどIT系のエンジニアになりたいという人がいたとします。
その場合エントリーシートにはパソコンに興味があるので、もっと詳しく知りたいと思いそこから技能を身に着けたという内容が記載されるでしょう。

そこで自己観察をしてみると、まずなぜパソコンに興味をもったかというところがスタート地点になります。
「はっきり答えが出るところが好きだ」「自分の世界に没頭できるから好きだ」「新しいものを作り出すことが楽しい」といった深層心理が見えてくるはずです。

自分の可能性に繋げることができる

就職活動ということを通して自己観察をしてみると、自分でも想定していなかった業種や職種にも適正があることに気づくかもしれません。

自分が好きだったり得意だったりすることは、一体どこに原体験があるのかを探ってみることで、キャリアアップに結びつけていくことができるのではないでしょうか。